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Surcoat

世の騎士が甲冑の上に羽織った上着、それがサーコートである。
サーコートの語源はフランス語からきた。騎士の服装として甲冑に次ぎ一般的なこのサーコートは、中世時代の当時は女性が身につけることも多かった。サーコートの起源を振り返ると、。サーコートとは本来十字軍時代に着用され、遠征中の中東での厚さを凌ぐため身につけられたものだった。その十字軍から、サーコートは生まれたという説は正しい。サーコートはやがて、個人の紋章を示すようになっていき、騎士の一般的な服装へと定着していった。騎士の勇ましい外見は、サーコートによるところが大きかった。また、紋章で騎士の家柄を判断することもできた。この上半身と下半身の大部分を覆う服は、一着で着る者の外見を大きく変える。サーコートは袖無しのものがほどんどである。これは肩に装備したポールドロン(ショルダーガード)の邪魔にならないよう考慮された結果だった。現在、サーコートを着るものはほとんどいなくなったが、まれに西洋の儀式などでは着用される場合がある。欧州各地で開催される中世馬上試合のトーナメントの再現でも着用されているのはいうまでもない。また、14世紀から16世紀にかけて花開いた本か芸術の再現であるルネッサンスフェアでもよく見かけるかもしれない。実際の騎士に着用されたサーコートは非常に芸術性が高く、また高価だった。材質や刺繍も最高のものが用いられていた。特に強大な王や戦士のサーコートには、豪華絢爛な紋章が描かれ、金箔の刺繍が施された。その芸術性の高さからも、サーコートは非常に価値ある服装だったことは想像に難くない。騎士に相応しい衣服として、サーコートは誰もが憧れる的である。


 

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